師走になると忙しくなり、ストレスが溜まりやすくなりますね。また、クリスマス🎅や忘年会🍻などお酒🍷を飲んだり、タバコ🚬の煙にさらされたりする機会も増えます。ストレスやお酒🍺、タバコ🚬の煙は喘息悪化の原因となります。また、インフルエンザウイルス感染は喘息患者さんでは重症化しやすいので、感染しないようワクチン接種や、手洗い👏・うがいを慣行しましょう。もちろん、毎日の喘息治療をきちんと続けることも大切です!
【医師の指示どおり、毎日服薬を続けていますか?】
薬によって咳😷や発作などの症状が一旦やや治(おさま)ると(一見、治ったかのようにみえているだけなのですが…)「喘息が治ったかな?」と思って服薬をやめてしまっていませんか?(「小児」👦はともかく「成人」👨喘息は残念ながら完全に治ることはありません…)症状がなくても気道の炎症は続いています!…そのまま薬をやめてしまうと病状がどんどん悪化するだけでなく、やがて気道が狭い状態のまま元に戻らなくなる「リモデリング」が起こり、喘息が重症化してしまいます…軽い発作(症状)であっても、気道が収縮するたびにリモデリングが進むおそれがあります。リモデリングを防ぐためにも、まだまだコロナ禍が続く(完全な終息までにはあと1〜2年?)これからの時代こそ医師の指示どおりに症状が治まってもきちんと治療を継続してゆきましょう!特に吸入ステロイド薬は喘息の治療において重要な薬剤であり、新型コロナウイルス受容体であるアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)の発現を抑えたり、ウイルスが体内に入り込む際に用いられるセリンプロテアーゼ(TMPRSS2)というタンパク質分解酵素を減少させることがわかっており、喘息の治療を継続することが新型コロナウイルスの感染を予防することにもつながります!