春の気候から一転、6月に入るとまもなく梅雨☔️が到来します。季節の変わり目である梅雨は寒暖差が激しいため喘息が悪化しやすい季節です。さらに湿度が高い室内環境も喘息の悪化に関係がありますので、梅雨の時期はこまめに除湿や換気を行うことが大切です。また、室度が高い梅雨は喘息を悪化させるカビが増える季節でもあります。こまめな換気に加えて押入れや家具類などには空気の通り道を作る、できるだけ観葉植物🌳を室内に置かない、掃除機のダストパックの清掃と交換を行うなど、カビが発生しにくい環境作りも大切です。カビ対策に加えて、毎日の喘息治療もきちんと続けていきましょう!
また現在、新型コロナウイルスワクチンの接種が徐々にすすめられていますが当然、基礎疾患の病状が不安定であると副反応のリスクも高まるものと思われます。安心・安全にワクチン接種を受けられるようにするためにもきちんと基礎疾患の治療に取り組みましょう!
【医師の指示どおり、毎日服薬を続けていますか?】
薬によって咳😷や発作などの症状が一旦やや治(おさま)ると(一見、治ったかのようにみえているだけなのですが…)「喘息が治ったかな?」と思って服薬をやめてしまっていませんか?(「小児」👦はともかく「成人」👨喘息は残念ながら完全に治ることはありません…)症状がなくても気道の炎症は続いています!…そのまま薬をやめてしまうと症状がどんどん悪化するだけでなく、やがて気道が狭い状態のまま元に戻らなくなる「リモデリング」が起こり、喘息が重症化してしまいます…軽い発作であっても、気道が収縮するたびにリモデリングが進むおそれがあります。リモデリングを防ぐためにも、まだまだコロナ禍が続く(完全な終息までにはあと1〜2年?)これからの時代こそ医師の指示どおりに症状が治まってもきちんと治療を継続してゆきましょう!