梅雨🌂が明けると、いよいよ本格的な夏🎐に入ります。夏🌻の時期は喘息の症状が比較的安定すると言われていますが、エアコンの使用などによって悪化することもあります。その理由としてはエアコンの人工的な冷気を吸い込むことによって気道が収縮することが挙げられるので、マスク😷を着用する(再び新型コロナ感染者もじわじわ増えつつあり、第9波の始まりを予感させる今日この頃ですし…)など直接冷気を吸い込まないようにしましょう。さらに設定温度を下げ過ぎない、ストールやひざ掛けを使用するなどエアコンによる冷えへの対策も大切です。エアコンによる症状の悪化を防ぐとともに、毎日の喘息治療をきちんと継続することも重要です❗️
【医師の指示どおり、毎日治療を続けていますか?】
薬によって咳😷や発作などの症状が一旦ややおさまると(一見、治ったかのようにみえているだけなのですが…)「喘息が治ったかな?」と思って治療をやめてしまっていませんか?(「小児」👦はともかく「成人」👨喘息は残念ながら完全に治ることはありません…)症状がなくても気道の炎症は続いています!…そのまま薬をやめてしまうと病状がどんどん悪化するだけでなく、やがて気道が狭い状態のまま元に戻らなくなる「リモデリング」が起こり、喘息が重症化してしまいます…(薬をやめてしまう前よりも、もっとより治りにくい状態になってしまいます…)軽い発作(症状)であっても、気道が収縮するたび(症状が悪化するたび)にリモデリングが進むおそれがあります。その結果、新型コロナウイルス感染どころかちょっと風邪をひいただけで、ちょっと寒暖差(夏の暑い屋外とエアコンで涼しい屋内など)が起こっただけで症状が悪化してしまうようになってしまいます…リモデリングを防ぐためにも、ウイズコロナのこれからの時代だからこそ、暑い日が続きエアコンによる人工的な冷気にさらされるこれからの季節だからこそ、医師の指示どおりに症状が治まってもきちんと治療を継続してゆきましょう!特に吸入ステロイド薬は喘息の治療において重要な薬剤であり、新型コロナウイルス受容体であるアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)の発現を抑えたり、ウイルスが体内に入り込む際に用いられるセリンプロテアーゼ(TMPRSS2)というタンパク質分解酵素を減少させることがわかっており喘息の治療を継続することが、いよいよ第9波の入り口にさしかかった新型コロナウイルスの感染を予防することにもつながります!