気温が低くなり、冬の近づきを感じ始める11月🍂ウイルス感染により喘息増悪を招く患者さん😷が増えてくる時期でもあります。インフルエンザも喘息悪化の一因となりますので、インフルエンザワクチン💉の接種も大切です。個人差はありますが、ワクチンの効果が出るのには2〜4週間かかるため、早めに備えましょう。毎日の手洗い👏やうがいや喘息治療をきちんと続けることも重要です!
【医師の指示どおり、毎日服薬を続けていますか?】
薬によって咳😷や発作などの症状が一旦やや治(おさま)ると(一見、治ったかのようにみえているだけなのですが…)「喘息が治ったかな?」と思って服薬をやめてしまっていませんか?(「小児」👦はともかく「成人」👨喘息は残念ながら完全に治ることはありません…)症状がなくても気道の炎症は続いています!…そのまま薬をやめてしまうと病状がどんどん悪化するだけでなく、やがて気道が狭い状態のまま元に戻らなくなる「リモデリング」が起こり、喘息が重症化してしまいます…軽い発作(症状)であっても、気道が収縮するたびにリモデリングが進むおそれがあります。リモデリングを防ぐためにも、まだまだコロナ禍が続く(完全な終息までにはあと1〜2年?)これからの時代こそ医師の指示どおりに症状が治まってもきちんと治療を継続してゆきましょう!特に吸入ステロイド薬は喘息の治療において重要な薬剤であり、新型コロナウイルス受容体であるアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)の発現を抑えたり、ウイルスが体内に入り込む際に用いられるセリンプロテアーゼ(TMPRSS2)というタンパク質分解酵素を減少させることがわかっており、喘息の治療を継続することが新型コロナウイルスの感染を予防することにもつながります!