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喘息治療コラム

【6月💠スッキリしない天気が続く梅雨時☔️高い湿度によるカビの繁殖にご用心】

2023年5月21日

 春🌸の気候から一転、6月に入るとまもなく梅雨🌂が到来します。季節の変わり目である梅雨は、寒暖差が激しいため、喘息が悪化しやすい😷季節です。さらに、湿度が高い室内環境も喘息の悪化に関係がありますので、梅雨の時期はこまめに除湿や換気を行うことが大切です。また、湿度が高い梅雨は喘息を悪化させるカビが増える季節でもあります。こまめな換気に加えて、押入れや家具類などには空気の通り道を作る、できるだけ観葉植物🌳を室内に置かない、掃除機のダストパックの清掃と交換を行うなど、カビの発生しにくい環境作りも大切です。カビ対策に加えて、毎日の喘息治療もきちんと続けていきましょう

 

【医師の指示どおり、毎日治療を続けていますか?】
 薬によって咳😷や発作などの症状が一旦ややおさまると(一見、治ったかのようにみえているだけなのですが…)「喘息が治ったかな?」と思って治療をやめてしまっていませんか?(「小児」👦はともかく「成人」👨喘息は残念ながら完全に治ることはありません…)症状がなくても気道の炎症は続いています!…そのまま薬をやめてしまうと病状がどんどん悪化するだけでなく、やがて気道が狭い状態のまま元に戻らなくなる「リモデリング」が起こり、喘息が重症化してしまいます…(薬をやめてしまう前よりも、もっとより治りにくい状態になってしまいます…)軽い発作(症状)であっても、気道が収縮するたび(症状が悪化するたび)リモデリングが進むおそれがあります。その結果、新型コロナウイルス感染どころかちょっと風邪をひいただけで、ちょっと寒暖差が起こっただけで症状が増悪してしまうようになってしまいます…リモデリングを防ぐためにも、ウイズコロナのこれからの時代だからこそ、寒暖差が大きくなるこれからの季節だからこそ、医師の指示どおりに症状が治まってもきちんと治療を継続してゆきましょう特に吸入ステロイド薬喘息の治療において重要な薬剤であり、新型コロナウイルス受容体であるアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)の発現を抑えたり、ウイルスが体内に入り込む際に用いられるセリンプロテアーゼ(TMPRSS2)というタンパク質分解酵素を減少させることがわかっており、喘息の治療を継続することが新型コロナウイルスの感染を予防することにもつながります!

診療科目

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