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喘息治療コラム

【4月🌸黄砂、PM2.5の飛散が多くなる時期】

2023年4月10日

 花粉の飛散もまだ続く中、黄砂の飛来も特に多い4月🎒黄砂は2月下旬から5月上旬に中国から偏西風に乗って日本に飛来します。大気汚染物質であるPM2.51年を通して飛散していますが、冬から春にかけて濃度が上昇します。これらは喘息悪化の誘因になります。気象庁や環境省の情報など参考にして、マスク😷着用などの対策をお勧めします。もちろん、毎日の喘息治療もきちんと続けましょう!

 

【医師の指示どおり、毎日治療を続けていますか?】
 薬によって咳😷や発作などの症状が一旦ややおさまると(一見、治ったかのようにみえているだけなのですが…)「喘息が治ったかな?」と思って治療をやめてしまっていませんか?(「小児」👦はともかく「成人」👨喘息は残念ながら完全に治ることはありません…)症状がなくても気道の炎症は続いています!…そのまま薬をやめてしまうと病状がどんどん悪化するだけでなく、やがて気道が狭い状態のまま元に戻らなくなる「リモデリング」が起こり、喘息が重症化してしまいます…(薬をやめてしまう前よりも、もっとより治りにくい状態になってしまいます…)軽い発作(症状)であっても、気道が収縮するたび(症状が悪化するたび)リモデリングが進むおそれがあります。リモデリングを防ぐためにも、ウイズコロナのこれからの時代だからこそ、医師の指示どおりに症状が治まってもきちんと治療を継続してゆきましょう!特に吸入ステロイド薬喘息の治療において重要な薬剤であり、新型コロナウイルス受容体であるアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)の発現を抑えたり、ウイルスが体内に入り込む際に用いられるセリンプロテアーゼ(TMPRSS2)というタンパク質分解酵素を減少させることがわかっており、喘息の治療を継続することが新型コロナウイルスの感染を予防することにもつながります!

診療科目

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